新・高速乗合バスはこうなった!

 2013年8月より、高速ツアーバスは「新・高速乗合バス」へと移行しました。
 これによる変更点はかなり多く、さらに大きいものになっています。

 今回は「秋のどさイベ2013」に参加される皆様に向けて、情報をまとめたいと思います。
 今まではツイッターで呟いているだけでしたが、そちらもブログにまとめますね。


■新・高速乗合バスって?

 昨年4月に発生した、高速道路における深夜の高速バス単独事故を受け、
 国土交通省が「高速ツアーバスの安全性を考慮した新基準」に着手。
 その結果、今年8月から、高速ツアーバスは「新・高速乗合バス」に統合されました。

 具体的な内容は、今まで運用していた「高速乗合バス」に準じる形ではありますが、
 事故の重大性を考慮し、走行距離による運転手の交代など安全面が強化されました。
 よって、既存の高速乗合バスは、そのままスライドする形で認可を受けられたようです。

 一方、高速ツアーバスは従来の旅行業法から、道路運送法に対応しなくてはならず、
 一部内容は割愛しますが、申請時点でかなり厳しいハードルを設置されました。
 大手ツアー会社ほど、認可を得るのに大きな障害はありませんでしたが、
 今回の改正で、「約7割の高速ツアーバス会社が廃業した」という事実があります。


■高速ツアーバスから新・高速乗合バスへの変更点

●停留所(=バス停)の設置が義務付けられた。

 これまでは、目印になる建物も少ない場所にバスが停まっていたり、
 ジャンパーを着た係員が道端に立っているだけで、集合場所がわかりにくかったです。

 今回の法改正で、バスの停留所には「バス停」の設置を義務付けられました。
 これによって集合場所がわかりやすく、人に聞いてもわかる可能性が増しました。

 ただし、この「バス停の設置」が、逆に利用者の足枷となる場合もあります。
 それは「今まで集合場所だったところから、バス停が変わった可能性がある」からです。
 ですので、バスを予約する前に、必ず集合場所(バス停)を確認してください。
 場合によっては、1km以上離れていたり、停車を取りやめた場所もあるかもしれません。
 後述しますが、これを怠ると非常にマズイ状況に陥ってしまうのです。


●新制度の移行に伴い、値上げしたパターンが多い。

 価格の安さやお手軽さが売りの高速ツアーバスですが、現在は「新・高速乗合バス」です。
 既存の価格では運行できないという理由から、大多数の会社が値上げを行っています。
 これは「安全を金で買う」という形なので、ある意味で致し方ないでしょう。

 とはいえ、価格が従来の高速乗合バスと同等になったわけではなく、やや安いです。
 それをよしとしない「元・高速乗合バス」も季節料金を設置することで、
 閑散期は非常に安いプラン、もしくは期間限定キャンペーンを打ち出して対抗しています。

 つまり「新・高速乗合バスの価格は、全体的に似たような価格帯に落ち着いて」います。
 今までのように「高速ツアーバスは、必ず安い!」とは言い切れない状況になりました。
 自分が利用する路線の情報を収集し、そこからベストなバスを選ぶのがいいでしょう。


●定時運行が基本なので、時間になったら勝手に発車する。

 今回の改正の大きな変更点のひとつが、コレです。
 出発時間になっても乗客が来ない、サービスエリアの休憩時間を過ぎた場合において、
 「新・高速乗合バス」は乗客の数を確認せずに出発することができるのです。

 集合時間を数分間違えた、サービスエリアでどうしても用事が……という場合でも、
 運転手は素知らぬ顔で出発してしまうのです。そこが脱出不能の陸の孤島であろうとも。
 これはハッキリと定義されていることですので、乗客が「知らない」では通りません。

 ただ、逆のことを言えば、設定された集合時間よりも先に出発することはありません。
 つまり時間さえキッチリ守ってさえいれば、不測の事態に陥ることはないのです。


●輸送量が確実に減っているので、乗車できるかどうかわからない。

 先ほど「約7割の高速ツアーバス会社が廃業した」と書きましたが、
 これは「現段階で、輸送量の絶対数が圧倒的に不足している」ということを意味します。

 すでに帰省や観光にも影響が出ているようですが、基本的に改善の見込みはありません。
 また、今までは3ヶ月先まで予約できたのに、1ヶ月前じゃないと予約不可などもあります。
 (※ちなみに既存の高速乗合バスは「1ヶ月と1日前」が基本です。参考までに)

 予約の時点でかなりの制約がかかりますので、これからは今まで以上に計画的に動くか、
 場合によっては「他の交通手段も考慮する」必要も出てくるでしょう。
 最近は「新幹線のお得なプラン」や「飛行機でもLCCの台頭」など、さまざまな手段があり、
 交通の要所が近くに存在する地域であれば、新規に検討する余地は大いにあります。



 一応、これで書き切ったと思うので、ひとまず筆を置きます。
 あとで「これを書かなきゃいかんか」と思い出したら、また追加しますね!
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市川智彦(いちかわともひこ)

Author:市川智彦(いちかわともひこ)
 ひっそりとシナリオライターをしております。

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